上達の芽は日常にある? その6
琉球空手・琉球古武道本田道場(Ryukyu Kobudo Shimbukan)
「実践と修正」のプロセス
「水泳」なら泳いでみる。「野球」ならボールを打ってみる。のように即「試す」事ができます。
そして、「泳げるか泳げないか」「何メーター・何秒で泳げたか」「バットにボールが当たるか当たらないか・どれだけか飛んだか」
その場で結果が客観的に判断できます。
泳ぎながらフォームを直す→距離がのびる・早くなる。 ボールを打ちながらフォームを直す→ボールに当たるようになる・飛距離が伸びる
「水泳」「野球」等多くのスポーツは、実践(結果
とフォーム修正を確認しながら練習する事ができます。
「実践と修正」のプロセスが使えない
「琉球空手・琉球古武道」を「実践と修正」を客観的に試すことが難しい。
なぜ?目的が「身を守る為に敵を倒す」事だからです。
人を拳で殴ってみる。棒で叩いてみる。のように「実際に試す」ことはできません。
「完成形のイメージが必要」?
「琉球空手・琉球古武道」は実践と修正が難しく稽古の方法が「フォーム」の修得に偏ってしまいます。
6尺棒やヌンチャクをフルスイングで「人」打った結果(相手のダメージ)を確認し、直ぐにフォームを修正して再び「人」を打つなんてできません。
完成形のフォームを「日常の動作(既に習得した動作・他のスポーツ)」からイメージすることは「伝統」を否定するものではなく上達への創意工夫であり「上達の芽は日常にある」です。
琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場