どれも間違いじゃない
目標や目的は人それぞれで、興味を持つ対象もまた同様です。
格闘技、伝統武術、スポーツ、レクリエーション、あるいはそれ以外にも、楽しみ方は無限に存在します。
大切なのは、他者への配慮を忘れずに、自分らしく自由に楽しむことです。
どのような形であれ、その活動を通して心身ともに充実した時間を過ごせることが重要なのではないでしょうか。
楽しみ方は十人十色ですね。
一般的な道場では(個人の感想)
試合や競技での勝敗を主な目的としているように感じられますね。
では、なぜ試合や競技での勝敗が主な目的になりやすいのでしょう?
運営側としては、稽古の方向性が明確になり、練習成果を勝敗という形で確認できることが大きな理由と考えられます。
また、習う側も野球やサッカーなどのスポーツと同様に、試合や競技において相手との駆け引きやゲームを楽しむことができます。
空手・古武道の楽しみ方は勝敗だけなのか?
しかし、空手や古武道の楽しみ方は、本当に試合での勝敗だけなのでしょうか?
武道には、試合での勝敗以外にも様々な魅力があります。
例えば、・・・・・・
精神的な部分
武道の稽古を通して、ストレスを発散したり、無心になることができます。
健康維持
武道の稽古は、体力向上や健康維持にもつながります。
自己防衛
武道の技術は、自己防衛にも役立ちます。
伝統の継承
古武道は、沖縄に伝わる技術を継承する役割も担っています。
仲間との交流
道場や教室での稽古を通して、多くの仲間(年齢・業種・性別・国籍)と交流することができます。
このように、武道には様々な側面があり、楽しみ方も人それぞれです。
試合での勝敗を目指すことも一つの楽しみ方ですが、それだけに固執せず、武道の持つ多様な魅力を感じてほしいと思います。
競技の後・勝敗の先は?
競技から引退した人は「空手を辞める?」「指導者となる?」
「試合(競技)=勝敗」を目的とする競技スポーツは素晴らしいものです。2020年東京オリンピックで空手が正式種目となったことで証明されています。しかし、国内のみならず世界への普及の為に競技化を進めた先人は競技空手の先(向こう側)を想定していなかった(できなかった)のかもしれません。
「空手=試合」という固定観念にとらわれず、空手・古武道の持つ多様な可能性に目を向けることが大切だと考えています。
これらの本土空手
空手が沖縄から本土に伝わり約100年、競技が始まって約60年が経ちました。競技を通じた普及活動は、オリンピック正式種目採用という形で結実したと言えるかもしれません。しかし、その一方で、「空手=試合」という認識が固定化され、競技以外の空手・古武道の魅力が十分に伝わっていない現状もあります。
沖縄の空手・古武道は、自己鍛錬を重視しています。他人との比較ではなく、自身の成長に焦点を当てるため、年齢に関わらず長く続けることができます。空手・古武道は、お互いを尊重し合える環境さえ整えば、様々な形態の楽しみ方が生まれます。
空手・古武道は、自由な発想で楽しむことができます。稽古後の冷えたビールを楽しむことも、空手・古武道の楽しみ方の一つと言えるでしょう。
空手の流派
<本 土>=糸東流・剛柔流・松濤館流・和道流(四大流派)など
大正時代(約100年前)沖縄から本土に伝わったとされています。当初、大学での活動が盛んになり後に流派を名乗るようになったそうです。(四代流派の誕生)
<沖 縄>=首里手・泊手(松林流等)、那覇手(剛柔流)、上地流
沖縄では三大流派と言われています。
※流派は他にもあり本土四大流派と沖縄三大流派だけが「空手」だと言う意味ではありません。諸説ありますので参考程度とご理解ください。

沖縄空手・琉球古武道本田道場
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琉球空手・古武道 本田道場 代表 本田健二