空手・古武道(術)の楽しみ方

楽しみ方は十人十色です。目標・目的は自由で良いと思っています。そもそも、どこに興味を持ち面白みを感じるかは個人によって異なるはずです。下記1~4のどれかである必要はありません。他者への配慮があれば自分流に楽しんでください。

  1. 格闘技として(強さの追求)
  2. 伝統武術として(歴史的部分の研究・伝承)
  3. スポーツとして(ルールに基づいた勝敗)
  4. レクリエーションとして(気分転換・運動不足解消)

重要なのは自由に楽しめる環境では?

一般的な道場では(個人の感想)

「試合(競技)=勝敗」を主な目的とした道場(教室等)が多いように思います。

「なぜ?」それは運営側からすると稽古の方向性が明確になりますし、練習成果が勝敗として確認でるからではないでしょうか。また、習う側からみると野球やサッカーと同様に試合(競技)において相手との駆け引き(ゲーム)に楽しさを感じる事ができます。

空手・古武道の楽しみ方は「試合(競技)=勝敗」だけ?

スポーツ(勝敗)競技の先は?

競技から引退した人は「空手を辞める?」「指導者となる?」。

「試合(競技)=勝敗」を主な目的とした空手・古武道は間違いなく素晴らしいものです。2020年東京オリンピックで空手が正式種目となったことで証明されています。しかし、国内のみならず世界への普及に競技化を進めた本土の先人は競技空手の先(向こう側)を想定していなかった(できなかった)のかもしれません。

試合(競技)を始めた当時は、あくまでも稽古の一環だったのかもしれません。JKF(全日本空手道連盟)発足から60年が経ち、現在では「空手=試合」の環境で空手を習い始め、そのまま指導者となる世代も多くなっています。

そもそも「試合(競技)=勝敗」に興味のない人は空手・古武道ができない?

マスターズ大会

公財)全日本空手道連盟ではミドル・シニア向けのマスターズ大会を開催しています。しかし、参加者選手は各地区の選考会を勝ち抜かなければなりません。未経験者のミドル・シニア世代にとって、マスターズ大会出場は非常にハードルが高いように思います。

現役を引退した競技経験者を引き留める受け皿になったいるように見えます

 競技以外で楽しむ方法は?

空手が沖縄から本土に伝わって約100年、競技(試合)が始まって約60年が経ちました。競技を通して普及活動した結果、オリンピック正式種目として採用される事で目的は結実したのかもしれません。しかし、競技以外での楽しみ方は????

沖縄の空手・古武道のように自己鍛錬(人と比べない)としての取り組めば何歳までも楽しめるのではないでしょうか?

言い換えると、お互いを尊重しあえる環境さえ整えば様々な形態の楽しみ方が生まれると思います。試合をするもOK、稽古後の冷えたビールの為でもOKです。

空手の流派

本 土>=糸東流・剛柔流・松濤館流・和道流(四大流派)など
大正時代(約100年前)沖縄から本土に伝わったとされています。当初、大学での活動が盛んになり後に流派を名乗るようになったそうです。(四代流派の誕生)

<沖 縄>=首里手・泊手(松林流等)、那覇手(剛柔流)、上地流
沖縄では三大流派と言われています。

※流派は他にもあり本土四大流派と沖縄三大流派だけが「空手」だと言う意味ではありません。諸説ありますので参考程度とご理解ください。

琉球空手・古武道本田道場

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    琉球空手・古武道 本田道場 代表 本田健二