武道の上達は道具選びから|白樫の6尺棒先細

普段使いの棒と何が違う?

道場で貸し出している棒は、ホームセンターで購入したものになります。これらは手摺用として販売されている集成材で、強度そして重量もあり初心者の稽古にも十分対応可能なので、共用備品として使用しています。

手摺用の丸棒なので、もちろん先細加工がなく直径が多少太めで使いづらい点もあります。

扱いやすさを見直す時期?

会員の皆さんは、稽古を開始当初からこのホームセンター製の棒を使っているため、それが「普通」と思っているようです。しかし実際には、直径約3cmという太さはやや扱いにくく、体格に合わないと感じる方もいると思います。

道具が体に合っていないと、正確な動作や技の習得にも影響が出る可能性があります。使いやすさを見直すことも、上達への一歩かもしれません。

とはいえ価格高騰

6尺先細棒は年々価格が高騰しています。現在では、安価なものでも1万円以上、特に白樫になると2万円近くします。個人で複数本所有する事は負担が大きいかもしれません。ましてや道場で複数本そろえるのは簡単ではありません。

白樫6尺棒10本が届いた!

今回、専門の業者にオーダーした白樫先細6尺棒が先ほど届きました。

オーダー品は全長1820cm、太さ(中央部)28cm先端22cm、重量約950gとなります。

中央部分も先端部分も細くしたのに950gと十分な重量があるのは、目の詰まったいい材料で作られている証拠です。ちょっと手直ししたい箇所がありますがいい品物が手に入りました。

沖縄での気づきと価格の現実

私が沖縄で稽古を始めてしばらくしたころ、ふと棒の形状について疑問を感じました。

6尺(180cm)という長さは私の身長に対して長すぎましたし、太さ3cmも明らかに持ちづらく、振り難く感じました。

弘法筆を選ばず”と言いますが、それは熟練した人にとっての話しであり、初心者には体格に合った道具を選ぶ重要性を改めて実感しました。

それでも、一生モノの価値あり

棒はめったに折れることもなく、一度購入すれば長く使える道具です。

実際、私が約30年前に購入した赤樫の6尺先細棒は、今でも現役で活躍しています。まさに一生モノの道具です。

まとめ

体に合った道具を選ぶことは、稽古の質や上達のスピードにも大きく関わってきます。しかし、自分の体格に本当に合った棒を探そうとすると、既製品では限界があり、オーダーメイドか自作に行きつくのが現実です。

今後も道場では、実際の使用感や皆さんの声を取り入れながら、よりよい環境づくりを目指していきたいと思います。

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