沖縄空手・琉球古武道(術) クバ材の6尺棒

偶然手に入れたクバ棒

琉球古武道関係の書籍やネット記事を見ると「クバ(ビロウ)」「モッコク(木斛)」「チャーギ(イヌマキ)」の記述にが目に留まります。

これらは材木の名称で、沖縄の家屋やサバニ(小舟)の材料として使われていたそうです。現在もチャーギ(床柱等)、モッコク(サバニ)などは高級材として珍重されているようです。

クバ(ビロウ)はヤシ科の植物でその葉はお土産の「クバ笠」や「うちわ」として販売されています。

私が所有しているクバ材6尺棒は樫材に比べて柔軟で撓りがある為に折れ難いと推察できます。それ以外にも(ササクレ、曲がり、カビ、防虫)の利点が考えられますが、沖縄ではクバ自体が神聖な場所に多く植えられている事から精神的に大事にされているのかもしれません。

沖縄本部道場でもクバ材6尺棒を稽古で振っている人を見かたことはありません。(東南アジアのヤシ科の6尺棒はありました。)

モッコクとチャーギ

モッコクとチャーギ材は、今後「エークと6尺棒」をDIYする為に取得済です。

両材共に「沖縄・サバニ関係のブログ」をこまめにチェックしないと中々情報は入手できません。

木斛(モッコク)の木

海人 達は、この木をイークの木と読み、エーク(櫂)を作っていた。

ツバキ科の常緑樹。モチノキ、モクセイとともに日本の「三大庭木 」。
成長するにつれ風格がます。材質は、堅く、粘りがあり、暗紅色の上品な色合い。比重が海水と同程度でウェークには最適。
有用な建材として首里城正殿にも使われた。

平成 28年11月20日 植樹 糸満帆掛サバニ振興会
平成28年度糸満市民提案型まちづくり事業

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo