沖縄小林流空手・琉球古武道(術) 津堅砂掛けのエーク
演武予定です。
琉球古武道で使用する武具で一般的に知られているのが、「ヌンチャク、トンファー、サイ」ではないでしょうか?(カンフー映画なんかで登場します。)
稽古の中心となる武具は6尺棒ですが他の武術(道)でも使用されているので琉球古武道を代表する武具と認識されていないかもしれません。
9/15開催の「小松ふれあいフェスタ」では、”津堅砂掛けのエーク”を演武する予定にしています。(時間の関係でカットの可能性あり)
エーク(櫂)とは、沖縄の海人(漁師)が乗る小さな小舟(サバニ)で使いうオールの事です。
かつて男の子が生まれると木斛(モッコク)の木を庭に植え、その木でエークやサバニを作ったそうです。
エークの用途は様々で、大きな魚を叩いて締める、サバニを浜に上げる時には浜辺の砂を掘る、漁の道具や獲れた魚を担ぐ等臨機応変に使われた漁具になります。
エーク(ウェーク)との出会い!
私が初めて琉球古武道の演武を見たのは今から40数年前になります。いろいろな武具の演武があったのでしょうが、「ティンベー&ローチン」「エーク」が印象に残っています。
その時から40年が経ち「鐘川のティンベー」「津堅砂掛けのエーク」を沖縄の道場で習うとはその頃想像もしていませんでした。
2024/3/20「みんなのSUITA DAY 2024」で初めて一般観客の前で「津堅砂掛けのエーク」を演武しました。おそらく観客の殆どがこの武具の存在を知らなかったでしょう。誰かの印象に残り、何年か後に「エークをやってみたい!」と言う人が現れるかも・・・・演武については「あ~~まだまだ身に付いていないなぁ」と反省するばかりです。
エークが作りたい!
まだ、自分の体にあってエークの黄金比率が分かっていません。
ブログにはエークをDIYする方法をアップしています。
実際に船を漕ぐ為の漁具を改良して武具としているので、単純に扱いやすいよう作ればイイのでしょうが出来るだけ漁具としての形態も残したいと思っています。
沖縄小林流空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo