同じ稽古が毎回新しい理由

一人ひとり違うからこそ生まれる気づきと学び

現在、道場には入会して間もない初心者の方から、何年も稽古を積んだ有段者まで、さまざまなレベルの会員が在籍しています。
基本稽古では、有段者の方には、基本をもう一度見直す「復習」の機会も兼ねて、初心者の方の稽古に付き添ってもらっています。

指導内容自体は、基本の動きや姿勢といった毎回同じことの繰り返しです。ですが、面白いことに、その“同じこと”の中から毎回必ず新しい発見が生まれるのです。

なぜでしょう?(私自身の力不足によるところが大)


それは、会員が皆、唯一無二の存在だからです。年齢、性別、身長、体重、柔軟性、運動歴、考え方――誰ひとりとして同じ条件の人はいません。

だからこそ、同じ「突き」「受け」「立ち方」を教えていても、つまずくポイントや苦手な動作が人によってまったく異なります。


「え?どうしてここで止まるんだろう?」「なるほど、そういう身体の使い方をしているのか」と思う場面もしばしば。そうなると、単に“型どおり”に教えるだけでは足りません。


「なぜこの動きができないのか?」「なぜここが難しく感じるのか?」その原因を考え、その人に合った方法で修正し、改善策を提案する必要が出てきます。

それは一見、手間のかかることのようですが、実はこの作業こそが指導の面白さであり、稽古の奥深さを感じさせてくれる時間でもあります。そしてこの発見は、指導を受ける初心者だけでなく、横で一緒に稽古している有段者にとっても新鮮な気づきになっているはずです。


「自分はここがスムーズにできているけれど、なぜ初心者はここでつまずくのか?」――そんな視点が持てることで、技の理解や動作の確認にもつながります。

もちろん私自身も毎回、勉強させてもらっています。
「なるほど、こういう伝え方だと理解しやすいのか」「この順番で教えた方が腑に落ちるのか」――そう思える発見が、今日もまた一つありました。

稽古の場は、誰にとっても“学び”の連続です。


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