琉球空手・古武道(ヌンチャク・サイ等) 白帯である意味その2

琉球空手・琉球古武道本田道場(Ryukyu Kobudo Shimbukan)

稽古と初心

稽古を重ね級位・段位が上がると誰しも白帯だったころの初心が薄れていきます。「自分は出来ている」「自分は上手い」と言う思い込みは成長を妨げる錯覚でしかありません。「思い込み」を捨て毎回「白帯」だった頃の初心で稽古に参加したいものです。

幼稚園児の質問

先日、幼稚園児に「どうして、髪の毛が無いの?禿てるの?」と剛速球の質問を受けました。「見てみぃ、髪の毛はあるでー。禿てないやろー。剃ってるだけやでー。」と答えると子供は「禿げてるやん」と指をさして走り去りました。剃髪(ていはつ)は「心の垢」を剃り落す意味があります。とめどなく湧き上がる「心の垢」を毎日剃る事で自分を戒めています。幼稚園児に「心の垢をちゃんと剃り落してる?確認しぃーやー。」と問われたようで「ハッ」とさせられました。たとえ幼稚園児であっても気づけば皆「師」となりえます。

心の垢で汚れて黒くなった「帯」を巻いていませんか?

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場