沖縄小林流空手・琉球古武道(術) 動画コメント
棒術動画へのコメント
youtube動画へ「棒基本動作はどれくらいの期間で覚えられますか?」と言うコメントを頂きました。
「棒基本動作」とは伝承形の中で共通する10動作を抽出したものです。初心者はこの「棒基本動作」から稽古を始め、次に伝承形へと進んで行きます。
琉球古武道の動きには沖縄小林流空手と共通する部分が多くあります。
スムーズに動けるようになるには、空手経験者であるか又何流なのかで覚える期間(時間)は違ってくると思います。もちろん個人の能力(年齢、運動経験、稽古量etc.)は含まれていません。
私が苦労した点
「棒基本動作」には1番から10番まで番号が割り振られています。
例えば「棒基本動作1番は正面打ち」、「棒基本動作2番は中段突き」と言ったようにです。
何故?番号が割り振ってあるのか由来は知りませんが、たぶん海外(日本語が分からない)会員用なのかもしれません。
棒の稽古を進める際に、日本語発音で「Shoumen uti=正面打ち」と言うより「No1(ナンバーワン)」と言った方が理解しやすいからだと想像しています。
しかし、日本人にとっては「棒基本動作」の名称が2個になる事を意味します。
日本語が分かる人は「1番」ではなく「正面打ち」と言えば理解できます。しかし、この方法だと「1番=正面打ち」と2個を覚えなければなりません。
初心者の頃は「1番(№1)」と「正面打ち」という無関係な言葉が繋がらず「???????」となっていました。
頭の中で「№1=正面打ち」に変換する一手間が必要になります。
多くの海外会員と一緒に稽古するには便利なシステムですが、日本語が第一言語の人にはちょっと厄介だと感じています。
今後、高齢者の指導には検討課題になるかもしれません。
琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo