沖縄小林流空手・琉球古武道(術) YouTube動画コメント!

こんなコメントがありました!

ほぼ毎朝「朝活稽古」と題してYouTube動画をアップしています。再生数は100件台と僅かですが、毎回一定数の視聴をいただいています。まあ、YouTube動画としては失敗チャンネルかもしれませんね。

動画内容は空手・古武道の形をラジオ体操のようにゆっくり繰り返しているだけのものです。

そんなYouTube動画に対して、先日「(抜粋)若者が競技として行なっている型とは全く別物・・・」とコメントがありました。

アップしている動画は、25年前競技会に参加していた頃、演武していた形(空手のみ)そのままです。違いはゆっくりと動いていることだけです。

ではなぜ、そんな風(現在の競技形と違う)に見えたのでしょうか?

理由はこんな感じ?

「評価基準」が変化したからだと思っています。

形競技の「評価基準」がスピード重視であれば、選手は当然有利になるように対応するでしょう。現在は何が重要視されているのか分かりません。

組手競技もルール変更が繰り返され、年々競技スタイルが更新されています。

変化はいいのか?

ルール変更に伴う「変化」はスポーツなら当然です。新しい技や身体操作の理論もブラッシュアップされ、メリットも大きいと思います。

しかし、変化の幅が大きすぎるのではないでしょうか?

競技スタイルで空手を区別すると、「フルコン系」「防具系」「寸止め系」と、すでに大まかに3種類になると思います。そして、各競技スタイル内で「ルール変更」に伴う「変化」が起こっていたら…。

「空手」そのものが曖昧になっているように思います。

変わらないもの

「変わらないもの」、言い換えると「変化の幅が少ないもの」、そのような空手は無いのでしょうか?

空手をスポーツと捉えると「ルール」を基準にせざるを得ません。では、空手を「流派」で区別すればどうでしょうか?

「流派」には固有の特徴・理合い・原則があり、他と差別化されています。何かに影響されて変化することはあまりないでしょう。あるいは変化しても、その幅はごく僅かでしょう。

YouTube動画へのコメントは、おそらくスポーツ空手界(選手・審判・指導者等)に長期間参加されていなかった視聴者様なのかもしれません。

評価基準の変遷・ルール改正に伴う空手スタイルの変化を見てきた人なら、言わずもがなです。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo