沖縄空手・琉球古武道(術) 体験者4名ありました。

新規体験2名!

75歳のHさんと79歳のYさんの他に2名の体験者がありました。一度に体験がこれ程重なる事は今までに無くちょっとバタバタとしてしまいました。新たに体験にこられた内の一人は70歳代でした。

今「試合のない空手」がシニア世代に求めらているのでしょうか?

試合(大会)の向こう側

「強くなりたい」「一番になりたい」「カッコイイ」と本土空手に憧れて道場の門を叩いた人達はいったい何歳まで(シニア・ミドル)稽古を続けているんでしょうか?続けられるんでしょうか?

また、既に還暦を過ぎた人達は、ゼロから試合中心の本土空手を始める事はできるのでしょうか?

競技(試合・大会)中心の本土空手において、試合(大会)に参加しい(出来ない)人達の空手事情はどうなっているんでしょう?

「引退」ですか?「空手をやめる」ってこと?「還暦を過ぎたら空手は出来ない。」試合(大会)の向こう側ってあるんでしょうか?

試合はいつから始まった?

本土に空手が伝わって今年で100年になるそうです。

当時、関東・関西の大学を中心に空手クラブが誕生し、その後、日本本土そして世界へと空手が普及したとされています。(他のルートとして沖縄人の海外移民。米軍関係者の帰国)

と言う事は沖縄には100年前から空手が存在していたことになります。では100年より以前、沖縄で試合(大会)をしていたのでしょうか?

100年以前、沖縄の空手には流派も道場も存在しなかったと聞きます。また、わが身を守る為の空手なら「必殺技」を公表する筈がありません。秘密裏に夜の墓場や畑でこっそりと稽古していたそうです。

現在、私がお世話になっている赤嶺館長でさえ幼少の頃、畑で稽古をしていたそうです。

身を守る為の空手

身を守るための空手は生涯続ける意味があります。危機がいつ襲ってくるか分からないからです。

そして、死ぬまで空手を使う事がない可能性もあります。沖縄の人はそれを「良し」としていたのでしょう。

多様性?

最近よく聞くの言葉に「多様性」があります。

個人の違いを認め合い、尊重し合うことを指すようです。

沖縄空手も本土空手は単に稽古目的が違っているだけ。

試合も良し・身を守るも良し・健康増進も良し・単なる好奇心も良し

大切なのは年齢性別に関係ない他者への尊重と多くの選択肢になるのかもしれません。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo