沖縄空手・琉球古武道(術) 「絶望の谷」へ!

絶望するのは難しい!?

最近の知識でお恥ずかしいのですが「ダニングクルーガー効果」と言うものを知りました。

うわべだけの理解ですが「なるほど~」と膝を叩いてしまった次第です。

概略は「ダニングクルーガー効果とは、正しい自己評価ができず、自分を過大評価してしまうことです。思い込みや先入観によって非合理的な判断をしてしまう「認知バイアス」のひとつ」だそうです。

「なぜ達人は謙虚なのか?」という質問にyoutube動画でこの効果が回答としてアップされていました。

「達人」は自己評価が正しく出来るから謙虚になると言う事だそうです。全体を認知できるので「自分自身が技量(知識)に乏しく(未熟)である。」と感じるのでしょう。

下記のダニングクルーガー曲線から「絶望の谷」へ落ちる重要性をつくづく感じています。

「絶望の谷」は客観的な自己評価が出来た時(第三者にされた時)に落ちていくのでしょう。

しかし、自分の知恵(技術・経験)の浅さを客観的に理解する事を人は無意識に避けているのかもしれません。「絶望=挫折」から立ち上がれない可能性があると感じているからでしょうか?

誰しも「自分はそこそこ出来ている。」と言う思い(思いたい)を持っているんじゃないでしょうか?精神を保つためには必要は自己防衛機能なのかもしれません。

認知バイアスによらず自己評価をしたならば、「絶望の谷」→「啓蒙の坂」→「継続の大地」どこを進んでいるでしょう?

おそらく、高い高い「馬鹿の山」の頂上にいるような気がします。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo