シニアでも空手・古武道は始められる理由
完璧主義と“減点思考”が挑戦を止める
シニアが空手を始めようとしても、「不安」や「怪我」「体力の衰え」「老化」というマイナス思考が邪魔をして、一歩が踏み出せないことがよくあります。しかし、その理由の多くは、実は“身体”ではなく“考え方”にあるように思います。

シニアが空手を始められない本当の理由
FacebookやYouTubeでよくいただくコメントに、
「励まされます」「頑張ってください」「若い頃やっていましたが、怪我や病気で続けられなくて…」という声があります。
もちろん、事情は人それぞれ。一概に「いつでも出来ますよ」「挑戦すればいいですよ」「なぜ動き出さないのか?」と言えるものではありませんが、どうも空手経験者の多くの方に共通しているのは “正解へのこだわり” のようです。
「形はこうでなければいけない」「立ちはこの角度でなければダメ」こうした“お手本通り”の概念が強すぎることで、
- 自分の体がその形にならない
- できない=下手だ
- 下手なら挑戦しない
このように心がストップしてしまう方が多いように思います。
お手本通りに動けないのは当たり前
怪我や病気と関係なく、
- 関節が硬い
- 筋力が少ない
- 体の左右差が大きい
- 可動域が狭い
これらは人として自然な個性です。
お手本通りにできないからといって、空手・古武道を始めてはいけない理由にはなりません。
むしろ シニアが空手を始めるときに大切なのは、完璧さではなく安全で無理のない動き だと思います。

指導方法が挑戦を止めてしまうこともある
私見ですが多くの道場では、
「○○立ちは後ろ足の角度は○○度」「前後の幅は○○足」など、細かい説明があります。
これは悪いことではありません。
しかし、「最終的にはあなたの体に合う形で大丈夫です」という一言が必要なのだと思っています。
この一言がないことで、
- お手本通りじゃないとダメ
- 自分には無理
- 挑戦する前に諦める
という誤解が生まれているように感じます。

“減点思考”が生む矛盾
他道場の話ですが、「それでは減点です」と指摘する先生がいます。
減点?どういうことでしょうか。
この背景には、無意識に 競技の採点基準 が入り込んでいるのかもしれません。競技には優劣の基準があるります。
しかし、空手・古武道愛好者において、その基準が 全世代に当てはまる“絶対の正解” である必要はありません。むしろ、評価基準こそ再考すべきです。流派の基準や競技の基準が混在し、稽古の目的を見失っている事が問題のように思います。
さらに言えば、その先生自身も年齢を重ねており、若い頃のような動きはできません。つまり、その指導者自身も自分の基準では“減点対象”になってしまう わけです。この矛盾をどう説明するのでしょうか?
誰でも、何歳からでも空手・古武道は始められる
初心者のシニア、経験者のシニアが空手を始めるときに必要なのは、
- 完璧な形ではなく自分に合った動き
- 無理のない姿勢
- 長く続けられる稽古
- 成長を楽しむ気持ち
だと考えます。
シニアが空手を始めるときに最も大切なのは、完璧な形ではなく、自分の体に合った無理のない動きです。本田道場(大阪・東淀川)では、「あなたの体に合わせる空手・古武道」を大切にしています。
大阪・東淀川の本田道場所属会員の平均年齢は60歳前後です。中高年から空手や琉球古武道を始められる方も多くいます。「もう遅いのでは?」と思われる方でも、体力や経験に応じて自分のペースで稽古ができます。
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