琉球古武道 武具DIYしましょう。実践編その3
武具用エークの形状は?
①全体は舵用エークのように直線的(漕ぎ用は少し湾曲している)
②全長は舵用と漕ぎ用の中間
③柄部分は6尺棒の1/3=60㎝は最低必要にる。(実際は90㎝前後)
④ブレード(柄ではなく漕ぎ部分)の表面(凹凸)はバランスを重視して決める
材料は?DIYから見ると?
①加工しやすい木材(硬い木は加工が難しい。カシ材は重過ぎる)
②後々反りがでない(変形しない)
③節が少ない(柄部分以外なら大丈夫)
④購入しやすい(価格の含む)
⑤大体の形(羽子板)にカットしてもらえる。
材料の選定
過去に製作した材料は「米ヒバ」「サクラ」「クリ」「ラワン」になります。
木の専門家でないので「これが一番」と決めるのは難しい。実際に海で使うエークとして検索すると腐り難い「米ヒバ」が多く使用されているようです。「米ヒバ」は比較的安価なので加工しましたが武具としては軽すぎました。(個人的感想)しかし、加工のし易さは魅力です。重さを考慮して厚めにすれば武具として使えると思います。
手持ち材料
①米ヒバ
②チャーギ(イヌマキ)
③モッコク
実践編として②と③でエークを作ってみたいと思います。
ラワン材(下画像)は加工する時にささくれるので今後は使いません。
つづく
琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場