沖縄空手・琉球古武道(術) 判断基準いろいろ(その2

人それぞれの基準

大阪在住時に所属した会員が定期的に道場を訪れてくれます。現在、空手(他流派)・古武道も継続して稽古しています。

先日来阪した時「(空手)宗家と所属団体(○○流○○会)で技術に対する見解が違うので困っています。」と話をしてしました。まさに判断基準がチグハグになっている例です。

仮定の話になりますが「宗家は伝承されている技術」を「所属団体は競技に対応したエッセンスを含んだ技術」を指導しているのかもしれません。

どちらが正しいのでしょうか?強いて言えばどちらも間違っていません!

見ている方向(目的)が少しズレているだけで、問題は送る側(宗家・所属団体)も受け取る側(習う人)も「見解が違う原因」に気づいてない点にあるのかもしれません。或いは「優劣・真偽」で相手を否定しているのかもしれません。

例え同一人物であっても年齢的変化・技術的変化etc.の要因で指導内容や考え方は当然変化します。

同門の兄弟弟子であっても、指導者が若い時に習った人と晩年に習った人では「指導内容が異なっていた。」と言う話はよくある事です。(「優劣や真偽」で揉める元になりますね。)

判断基準は変化する?

双方ともに色々な要因で判断基準(指導内容等)は変化します。

競技ルールが変われば昨日まで反則だった技が有効になってしまうのと同じです。

指導する側は判断基準(価値観)の擦りわせが不可欠になります。習う側は取捨選択すればイイのではないでしょうか?

沖縄空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo