沖縄小林流空手・琉球古武道(術) こんな日もありますよね!
昨日の稽古(2024.10.5)
昨日は何故が一般会員の参加者が少ない日でした。たまたまタイミングが皆さん悪かったのでしょうね。
こんな日もあります。
午後5:00より小学生と一緒に基本稽古をした後、空手・古武道の区別なく各自自由に稽古してもらいました。稽古は個別指導となりました。大勢での稽古では細かな指導は難しいのでいい機会だったと思います。
動画を撮りながら一緒に修正点を確認して改善方法を考えるスタイルとなりました。
意識をリンクさせる
基本稽古の内容を大別すると「固定基本」「移動基本」「形」「約束組手」「鍛錬」になると思います。
大事なのはそれぞれが繋がっているという事です。
基本稽古の「突き」は全てに基本稽古(固定基本・移動基本・形・約束組手・鍛錬)において共通であるべきだと思います。
共通であるべきと意識をリンクさせることが出来ない場合は多いようです。
例えば「固定基本」で稽古した突きが「形」の中で全く別物になっている事はアルアルです。
なぜ?
私個人の感想ですが「情報量」に原因があるように思います。
例えば「固定基本」と「形」の違いは挙動数、言い換えると情報量じゃないでしょうか?
「固定基本」では自然に立った状態で突く動作が、「形」では、立ち方が変わる・移動する・動作の順番が決められている等の挙動数(情報量)が注意力を散漫にしてしまうのかもしれません。
「形」の部分稽古をすると簡単に出来る事が「形」を最初から最後まで通して演武すると途端にできなくなる。
まさにリンクが切れる感じです。
形の弊害かも?
「形」の順番を間違ってはいけないと言う意識が邪魔をしているように見えます。
1挙動目が終わる直前に2挙動目を考え、2挙動目が終わる直前に3挙動目を考える。結局動作が完結しないまま次の動作へ意識が移っていきます。
また、上手にしよう・間違わないようにしようと思うあまりに、「突いている」「受けている」様子(見た目のカッコ)をしている感じになってしまいがちです。
順番を意識しない
「形」の順番を意識しなくてもイイくらい反復稽古をするしかないのかもしれません。
そう考えると「形」の数(種類)が多過ぎます。
沖縄の空手家が「ナイハンチに始まり、ナイハンチに終わる」と言っている意味が良くわかります。
形は一つ二つできればイイと言う事です。もちろん「基本」が全てリンクできるにはこれくらいで十分なのかもしれません。
注)形の種類を複数覚える事に喜びを感じている人を否定するものではありません。
沖縄小林流空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo