沖縄空手・琉球古武道(術) 2022.8.24の稽古その2
約束組手(初心者)
6月に新入会された初級者が初めて約束組手をしました。
今まで「基本動作」と「普及形1」を稽古していましたが形の意味を理解する為に対人稽古を初めて指導しました。(小手鍛えは実施済)
動画を見ると体の線がハッキリと分かります。特に腕(肩)の力(りき)みです。「受けてやろう!」という意識が力みとして表れているようです。もっとリラックスして動けるように反復する事になります。
「体の線?」
ダブダブの裾や袖の厚手空手着で演武する意味が本当によくわかります。器械体操等の競技が体にフィットしたものを身に着けるのは誤魔化さず全てを見せる為ですよね。
先日の沖縄世界空手大会競技規定にて「空手着を叩いて故意に音をだす」事が減点ポイントになっていました。逆に言うと故意なのか自然なのか判断できない審判に問題があるように感じます。どちらか判断できないのなら叩いても音の出ない空手着で演武すればいいのでは?体操服?空手着の無かった昔に戻せばいいんじゃにでしょうかね。
自分自身の体使いを確認する為にも空手着を着用しないで稽古する事も必要になります。
体の線を「隠さず見せる競技」と体の線を「見せずに出来ているように見せる競技」どちらもルールに沿っていれば反則ではありません。競技(スポーツ)として成立しています。
陸上競技で「シューズ」が開発進化するよに、いずれ故意に叩いていなのに迫力のある音がでる空手着も開発されるでしょう。
琉球空手・球古武道信武舘 本田道場