同じ形、違う空気

形(かた)は時代とともに変わる!技は?

今朝の朝活動画で、久しぶりに全空連指定形を演武してみました。

私の動きはインスタなどでよく見かける最近の動画とは、だいぶ雰囲気が違っていたと思います。

なぜ?(稽古が足りない。年を取っている。etc.)

4月末には大学生の大会があり、母校の学生さんが出場した形競技動画を見る機会がありました。それを見て、「うまく演武してるなぁ」と感心すると同時に、「同じ形でも、私のイメージとずいぶんテイストが違うなぁ」と感じました。

競技空手の世界にどっぷり浸かっている人からすれば、「どこが違うの?」「何が変わったの?」と思うかもしれませんが、20年以上競技の現場から離れている私からすると、かなりの違いを感じます。

私は、その変化を「良い・悪い」と評価するつもりはなく、ただ「時間と共に、こうして少しずつ変わってきたんだぁ」と実感しました。
たとえば、1年で1mmの変化でも、10年経てば1cm、30年で3cmになります。もし1年で1mm以上の変化があったとすれば、その違いはますます明らかになります。でも、現場にいる人にとっては、毎年の小さな変化なので、気づきにくいのかもしれません。

なぜ皆、同じように“ずれて”いくのか?

ここで不思議に感じたのは、変化の仕方がみんな同じだということです。少しずつズレているにもかかわらず、その方向性が揃っている。だから、演武する人が違っても、どこか「同じ」に見えるのです。

これっておかしくないでしょうか?

本来ならば、今活躍している選手たちは、それぞれが自分の解釈や身体的特徴に合わせて形を工夫し、演武しているはずです。
そうであれば、変化はもっと多様で、千差万別であるべきではないでしょうか。

でも、実際に後輩の動画を見ていも、相手選手とほとんど同じ動きをしているように見えました。

なぜ?こんなにも似てしまうのか_。

おそらく、変化が創意工夫によるものではなく、誰かの模倣になっているからなのでしょう。

もちろん、競技で好成績をおさめるために、強い選手の動きを真似ることは悪いことではありません。しかし、模倣だけでは限界があります。

決して、模倣した相手(オリジナル)を超えることはできないでしょう。

同じ人は一人もいません。

それぞれの考え方、体格、年齢による変化などを想定したうえで、稽古していく必要があると改めて感じました。

だからこそ、すべてを鵜呑みにせず、一度自分で試してみる姿勢が大切だと思います。


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