沖縄空手の原点を訪ねて ― 失われる前に体験してほしいこと

受け継がれるべき沖縄空手の技と心を知る。

東京の師範から連絡がありました。

「今秋にブラジルから来日するお弟子の指導をお願いします」とのこと。

もちろん沖縄本部道場での稽古が主目的ですが、大阪にも何か用事があるのでしょう。

地球の裏側からやってくる同門の武友。大歓迎です。

実は、昨年夏にも同じ道場から一名が来日して一緒に稽古をしました。その流れで今回もルートができたようです。

〜海外修行者が沖縄を目指す理由〜

ご存じのように空手・古武道の発祥地は沖縄です。

毎年、多くの修行者が海外から沖縄を訪れます。それは当然でしょう。

ルーツを知りたい、本場で稽古したい――誰もがそう思うはずです。

海外の修行者たちは、競技空手と沖縄空手・古武道を明確に区別しています。競技空手を否定しているわけではなく、競技の良さも認めたうえで、本場沖縄での修行を望んでいるのです。

私もその一人。沖縄での修行を始めて15年になります。

「もっと早く行動していれば」と今でも思うほどです。

しかし、本土の空手愛好者が沖縄で稽古するケースは少ないようです。なぜでしょうか?

15年前、私が初めて沖縄へ行ったときの衝撃は今も忘れられません。本土で40年近く稽古していた糸東流系の空手が、沖縄には全く存在しなかったのです。似たものすら見当たらなかった――その驚きは今でも心に残っています。

本土四大流派のうち、糸東流・松濤館流・和道流は、日本本土で体系化された流派です。(開祖である摩文仁賢和氏や船越義珍氏は沖縄出身ですが)

だから、本土では「ルーツを辿る」という感覚が薄いのかもしれません。

沖縄空手の原点が失われる前に

沖縄にも、競技化の波が押し寄せています。

競技化が進むことで、伝統的な技や型が失われてしまう可能性があります。
そのデメリットを考えると、「今のうちに体験しておかないと」と危機感を覚えます。


本土で培った技術や経験を捨てる必要はありません。しかし、沖縄に残っている空手をぜひ体験してほしい。無くなってしまわないうちに――。


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