琉球古武道 6尺棒をカスタマイズする その3

どうして棒の長さは6尺(181.818cm)?

棒の長さが6尺なのは諸説あるようです。①先ず昔の沖縄家屋の天井高鴨居は6尺弱程度しかなかった。(室内で長い物は振れない)、②既製品の棒の長さが6尺一択になったのは競技会の規定に合わせた。過去に実施された競技会(大会)規定に準じて既製品が6尺になったそうです。2022年開催予定の「沖縄世界空手大会」の競技規定も同様です。

(参照:第二回沖縄空手世界大会競技規定

競技規定は「特定の材質」「太さ」について触れていません。比較的安価で購入可能な材料である「赤樫」で6尺棒を作る場合、競技規定にある重量を満たすには「太さ」で調整しなければなりません。その結果、太さが1寸になったのでしょう。逆に良い木(目の詰まった樫)であった場合、「太さ」を1寸にするとかなり重い棒になってしまいます。今後、よい材料がなくなると棒は太くなり扱い難くなっていのかもしれmせん。(個人の感想)

競技規定抜粋:第9条 古武道で使用する棒は

カシやコクタン等の硬木類で製作され長さは180cm以上

重さは男子900g以上、女子800g以上、形は丸形とする。

次回「6尺棒をDIYで作る その1」に続く・・・・・・

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場