琉球空手・古武道(ヌンチャク・サイ等) 白帯である意味

琉球空手・琉球古武道本田道場(Ryukyu Kobudo Shimbukan)

白帯への思い

琉球古武道信武館へ入門し赤嶺館長はじめ諸先輩方に10年以上のご指導をいただいおります。
信武館の更衣室で白帯を締め「一礼」して道場へ入る。その新鮮な気持ちは本当に心地よいものです。

白帯から黒帯を目指して頑張り年数が立つと、人は白帯の頃の新鮮な気持ちや謙虚さで稽古に参加すること忘れがちになります(私見です)。成長のあかしである「級位や段位」が進歩の妨げになる場合があります。級位・段位が他者との比較・格付けだけの存在であり優越感と安心感を得るための物になったとき成長は止まってしまうのでしょう?

初心に還る

「よろしくお願いします!」道場に入ると年齢段位関係なく順番に挨拶をしていきます。「ギョッ」と驚かれることもありますが「初心」であり続けるための儀式みたいなものです。

白帯であり続けたい

5/22全空連公認8段(東京)を受審し5/29松林流初段(沖縄)を受審しました。8段と初段を8日間で受けたことになりなします。東京会場では競技者の頃から顔見みしりの人達(先生方)と「なかなか8段は難しい」云々と近況を語り合い、沖縄審査会場では同じ大阪支部で稽古している白帯78才の先輩O氏(人生&道場)と初段を受けました。大阪支部師範のご指導のおかげで二人とも無事に初段合格となりました。有難くて少し残念ですが今日で「白帯とさよなら」となります。

客観的に自分を評価してくれる存在は全て「師」であり「宝物」です。それが級位・段位・年齢の違いがあってもです。遠慮のない意見をもらえる環境に身を置く方法が「白帯」なんだと思います。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場