琉球空手・古武道(ヌンチャク・サイ等) YouTube動画から82歳の空手修行者🎦

何歳からでも始められる空手

Ageshio japan(旅行会社)がアップされているYouTube動画を紹介します。動画に登場するのは70才から空手を始めて現在82才の女性空手修行者です。健康だから空手ができるのか?空手をしているから健康なのか?おそらく相乗効果なのだと思います。

82才という年齢にも驚きますが「70才から空手を始める本人」「70才からでも受け入れる沖縄の道場」に感心しました。ネットで「シニア 空手」と検索すると多数の教室・道場がヒットします。2000年代に入り65才以上の人口比率は20%を超え2040年には35%になると言われています。コロナのような感染症や天変地異が起こらない限り予測通りの年齢比率になるでしょう。

必ず訪れる高齢化社会で日常生活動作(起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容)を低下させず快適な生活を送るためにも適度な運動は必須となってきます。競技主体の対人空手(他者と競う)から健康も含めた個人空手(自己鍛錬)への転換は可能なのでしょうか?「若いうちは大会に出場し体が動かなくなると審判員になる」競技空手ではよくあるコースです。確かに大会運営のために審判技術を研鑽されいる方はたくさんいらっしゃいます。(私も先日講習会に参加しました)これは判定の正確性だけでなく選手の技術力向上及び事故防止の観点からも非常に重要です。しかし、審判技術の研鑽で日常生活動作を維持することができるのでしょうか?空手の審判員を続ける体力維持の為にウォーキングをする。なんかちょっとシックリきません。競技に関連せず空手が継続できるモデルが必要になっています。

YouTubeの女性は「健康の・・」と話されていますが本心では「強さ」を探し求めているではないでしょうか?試合で勝つ「強さ」だけでなく、他にも「強さ」があるのだと思います。空手修行の目的・目標は「優勝」して金メダルをもらう以外にもあります。

「生涯空手」とは、人生の一時「競技空手」に打ち込んで終わるのではなく、「空手の素晴らしさ」を探求する道半ばの修行者であり続ける事なのかもしれません。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場