空手についての認識 Vol.2

一般の方は「空手」をどう認識している?

「空手についての認識Vol.1」の続きです。大阪のおばさまと私のやり取りは下段のような感じでした。なみに「空手についての認識」の答えはありません。

  1. 「空手ってグローブつけて殴り合うやつでしょ?」
    • 試合方法は色々あります。
  2. 「大きな声で何か叫んでから一人でやる太極拳みたいなやつやろ?」
    • あれは形(かた)競技です。
  3. 「どうなったら勝ちなん?」
    • 組手はルールによって違います。
    • 形(かた)は上手な方が勝ちです。
  4. 「ルールが何個もあるん?ややこしいな」
    • はい。ややこしいです。
  5. 「形(かた)は上手な方が勝ちって、バラバラに違いう事やているのに何が上手いんかわからんやん。」
    • はい。くらべらるの難しいです。
  6. 「大きな声でなにいってるん?」
    • 形(かた)の名称です。
  7. 「形(かた)の名前大声で言われても・・・どうしたらいいん」
    • 聞き取れても、「おーこれから○○〇をするんやー」とはなりませんよね。

さすが大阪のご婦人です。非常に率直な質問でした。モヤモヤしながらも質問する相手がいなかったんでしょうね。

オリンピックの空手競技の感想だと思いますが

やり取りの続き

  1. 「早すぎて何をやっているのか分からん。」
    • そうですね。目がついていきませんよね。
  2. 「どっちが上手いのか(勝ったのか)わからん。」
    • 形なんて比べられないですよね。
  3. 「かっこいいけど、見ていておもしろくないわ。」
    • たしかに勝ち負けがハッキリわからないです。

面白かったのが、「空手は演技する前になんで大声でさけぶ?しかも何ゆうてるかわからんし。器械体操は演技する前に「○○回転○○捻り○○降り~~~」って大きな声で叫んでからせーへんで。」でした。事前に演武演技する技は申告済のはずです。空手競技で演武前に大声で叫ぶことは滑稽に見える(違和感)のでしょう。形の名前を言われても見ている一般の人にとっては確かに「?」でしょうね。

選手は大声で叫ばないと勝てないから大声で叫んでいる(ガォー)。それは競技世界の選手と審判の常識。でも、一般の人から見ると???滑稽??に見えてしまう。

一般の方が目にする「空手」は空手競技と呼ばれているものを指しているようです。「空手とは何だと思いますか?」と質問したら「勝敗が分かり難くく見ていて面白くないスポーツ」となるんでしょうか・・・・。

念願のオリンピック種目になったのに、「空手競技」についてアナウンスが十分でなかったのか?本当に残念×10・・・・0

極々狭い大阪の書道教室でのお話ですが、「空手」はこんな感じで認識されているようでした。しらんけど!

2021/08/11にアップされた動画を貼り付けました。さすがに売れている芸人さんの感覚が鋭いですね。直ぐにおばさまたちの疑問を動画にしていました。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場