琉球空手・古武道(術) ヌンチャクへの準備

ヌンチャクの取り扱い説明

先日、令和4年に入門した会員へ稽古の休憩時間を利用して「サイ」と「ヌンチャク」の取り扱いについて簡単な注意事項を伝えました。

「棒・鉄甲」と「サイ・ヌンチャク」と武具を区別して稽古する理由は取り扱う上での危険度の違いになります。

「棒」は両手で操作し、「鉄甲」は手の平(甲)にはめて使用します。「鉄甲」は片手で持ちますが操作に遠心力を利用しないので「棒・鉄甲」共に手から離れにくくなっています。

「サイ」「ヌンチャク」は、片手で武具を持ち遠心力を利用する事が特徴になります。同じく片手で持つ「鉄甲」との違いは、「手(甲)にはめる」と「握るだけ」になります。「サイ」「ヌンチャク」共に基本操作を間違えいると野球でフルスイングしたバットがすっぽ抜けるような事態になりかねません。

よくある怪我(ヌンチャク稽古中)

  1. 突き指または爪の損傷(振ったヌンチャクを取り損ねた時)
  2. 額の裂傷(両手に持って組みかえる時)
  3. 打撲(ヌンチャクを恐る恐る振った時)

YouTube動画

ヌンチャクの説明(稽古中の怪我防止)をしていると、既にYouTube動画で赤嶺館長の動画を視聴していたようです。ヌンチャクはメジャーな武具で古武道に興味を持つきっかけになるからでしょう。入門希望者の多くが既に武具(ヌンチャク)は所有している事からも分かります。

YouTube動画の感想を聞くと「あれは出来ません!」。実際に稽古で使う樫製のヌンチャク(映画はウレタン製が多い)で自分を傷つつけずにビュンビュン振り回すことは並大抵ではありません。だからこそ、怪我防止の為に基本操作が重要になってきます。

初段までが頑張りどころ

琉球古武道信武館では、初段までに棒術では「周氏の(小)」、鉄甲術では「前里の鉄甲」、サイ術では「津堅志多伯のサイ」、ヌンチャク術では「前里のヌンチャク」を習得しなければなりません。入門者(特に空手未経験者)にとって「棒」「鉄甲」「サイ」「ヌンチャク」の基本的な操作が身に着くまで多少時間を要しますが頑張りどころになります。

言い換えると危険な武具を使う為、安全を確保する意味でもしっかりと基本を身に着けなければならないという事です。

初段の関門を通過するとかなり楽になると思います。(個人的感想)

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場