沖縄空手・琉球古武道(術) 6尺棒追加購入?その3

ホームセンターで購入

ホームセンターで体験稽古用の丸棒を購入しました。販売されていた丸棒は、集成材(屋内手摺用)と無垢材(DIY用)の2種類でした。

  • 集成材とは、断面寸法の小さい木材を接着剤で再構成した木質材料のことです。

集成材(手摺用)は、曲がりがなく耐久性に優れていますが、無垢材(DIY用)よりも1,000円程度高価でした。また、手摺用に表面塗装されているため、古武道の棒として使用するには、紙やすりで表面塗装を剥がす必要があります。(ある程度滑らないと古武道では使用できません。)

無垢材(DIY用)の丸棒は、材質が不明のものとホワイトアッシュの2種類がありました。材質不明の丸棒は軽く、古武道用としては強度に不安がありました。(子供用としては使えそうです。)

今回、ホワイトアッシュ材の無垢丸棒を購入しました。武道具として販売されている樫材の6尺棒と比較すると、重さや硬さで劣るように感じますが、1本税込1,958円という価格は魅力的です。店頭に並んだ丸棒を1本ずつ曲がりと節の有無を確認し、3本を選びました。持った感じは、表面に少しざらつきはありますが、刺はなく、現状のままで稽古に使用できそうです。

ホワイトアッシュとは、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹です。材木として利用され、通常「アッシュ」と表記されている場合は、この木材を指すことが多いです。主な生育地域は、アメリカ合衆国南部から中西部全域およびカナダの一部です。

稽古で使う前に

汚れや湿気の吸収を防ぐため、植物性オイルを塗布し、乾燥させてから使用します。琉球古武道信武館に入門した当初、先輩に棒の購入先や手入れ方法を尋ねたところ、先輩は「昔はコーラ瓶の破片で棒を削って作り、硬い物で丁寧に磨き上げてからエンジンオイルを塗って使っていた。」と話していました。具体的には、トンファーなどで新しい棒の表面を擦ってから油を塗るそうです。私は椿油、グレープシードオイル、亜麻仁油を使用しており、エンジンオイルを使ったことはありません。

沖縄の海人は、エーク(櫂)やサバニ(小舟)にサメの肝油を塗っていたそうです。一度試してみたいものです。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo