琉球空手・琉球古武道(術) 50年後は半分に・・・

師僧の言葉

早いもので仏門に入って20年以上が経過しました。修行時代に師僧は法事の席で「50年後、ここにいる人の半分お浄土です。(死ぬ)」とよく話されていました。

私「そらそうや!50才の人は100才になるんだから当然」と聞いていました。たしかに、この20数年で往生(亡くなる)された檀信徒のおじいちゃん・おばあちゃんは3桁人を超えているでしょう。

人の命には限りがあるのだから当然でしょう?僧侶なのに今さら何言ってるの と低い評価コメントをもらいそうです。所謂「諸行無常」と言う事です。

だから何?

【お寺の掲示板】というサイトより

一人だと孤独感、二人だと劣等感、三人だと疎外感 と掲示物がありました。三つの「感」は自分と人を比較する事から生まれる煩悩です。

身の回りにこんな人いませんか?

すぐにマウントを取ってくる人 ブランド物のバックを持ているとか・大きな家に住んでいるとか・子供の学歴がすごいとか・・・・自分に力が無い時なんかは「○○さんと知り合いです」とか・・何が何でも自分自身の立ち位置を上げたいと考える人です。(恥ずかしながら私にもある自慢と言う心です。

この時の「感」は他人と比較して自分の偉さをアピールしないと不安で仕方がないんでしょう。でも、多くの人は50年後、半分は死んじゃいます。(ブランドのバックも大きな家も大事な子供を存在しなくなります)

大事なのは他人との比較で得られる安心感でしょうか?

他人と自分を比較する心を抑え、自分も他人も尊い存在だと「順位」「上下」を付けない事が不安から逃れる答えかもしれません。「50年後、半分の人はこの世からいなくなります。」

動画配信しいる「朝活」に集まる人は無く現在も私一人ですが、例え1,000人が朝活に集まったとしても唯私一人であることには変わりありません。今後も、一人でありながら御縁のある方々を尊重し興味のある事に挑戦したいものです。

QOLへの関心

平均寿命が80才を超えた日本において、シニア世代の「自立して健康で精神的に豊かに暮らしたい!」というQOL(Quality Of Life)への関心は高まっているようです。

2023年65才以上が人口に占める割合は29.1%になっています。(4人に1人が高齢者の時代)高齢者が豊かに日常生活を送る為に何をすべきか真剣に考える時代になっています。

空手・古武道が健康維持に役立てればと願っています。自分のペースでゆっくりと楽しく稽古しませんか?