琉球空手・古武道(術)大阪梅雨明け宣言

もう梅雨明け??暑熱順化(しょねつじゅんか)

2022.6.14に梅雨入り2022.6.28に梅雨明けとなりましたが、外気の湿度は梅雨並みに高く体はだるくスッキリとしない毎日が続いています。暑さに体を慣らす期間が短かったことが原因かもしれません。

暑さに体が慣れることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言い熱中症対策にとっても大事な体の変化だそうです。

人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。

暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

日本気象協会HPより引用

汗をかくこと(発汗)が大事になりますが、道場の室内温度管理がとても難しいですね。「根性」「気力」では乗り切れるものではありません。

換気と空調

コロナ感染対策の「換気」と熱中症対策の「空調(冷房)」相反する作業を同時に実施しています。道場内は換気による熱風と空調の冷風が激しく戦っています。しかも政府による節電に配慮しながらの稽古は中々大変です。

稽古前のルーティンその1

LINEグループで体調管理について注意してもらうようお知らせをしています。(前日から水分補給と休息を十分にとる、当日学校で体育があったり放課後屋外で運動したかを確認する)をしてもらっています。

稽古前のルーティンその2

稽古は1Fに人数にあった小さな部屋がありますが「密」を避ける為に2F講堂を使用しています。稽古開始の30分~40分前に空調を入れ窓を開け換気をすると同時にブラインドをおろして室温上昇を抑えます。(夕方の西日が直接入る)稽古が午後5:00開始なのでまだまだ日差しが屋外は暑く道場は温室状態になっている場合があります。

そして3台の空調をマックスで稼働(画像下)します。

園庭も大きな遮光ネット(画像上右)を張っています。園児は暑さに関係なく元気に走り回っています。限界まで遊んぶの要注意です。

稽古中

約10~15分毎に休憩と水分補給の時間をとっています。ドンドン汗をかきたい人にとっては物足りない運動量かもしれませんが、暑熱順化が完了するまでもう少しこの調子で稽古を実施します。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場