空手についての認識 Vol.2
一般の方は「空手」をどう認識している?
「空手についての認識Vol.1」の続きです。大阪のおばさまと私のやり取りは下段のような感じでした。ちなみに「空手についての認識」の答えはありません。
- 「空手ってグローブつけて殴り合うやつでしょ?」
- 試合方法は色々あります。
- 「大きな声で何か叫んでから一人でやる太極拳みたいなやつやろ?」
- あれは形(かた)競技です。
- 「どうなったら勝ちなん?」
- 組手はルールによって違います。
- 形(かた)は上手な方が勝ちです。
- 「ルールが何個もあるん?ややこしいな」
- はい。ややこしいです。
- 「形(かた)は上手な方が勝ちって、バラバラに違いう事やているのに何が上手いんかわからんやん。」
- はい。くらべらるの難しいです。
- 「大きな声でなにいってるん?」
- 形(かた)の名称です。
- 「形(かた)の名前大声で言われても・・・どうしたらいいん」
- 聞き取れても、「おーこれから○○〇をするんやー」とはなりませんよね。
さすが大阪のご婦人です。非常に率直な質問でした。モヤモヤしながらも質問する相手がいなかったんでしょうね。
オリンピックの空手競技の感想だと思いますが
やり取りの続き
- 「早すぎて何をやっているのか分からん。」
- そうですね。目がついていきませんよね。
- 「どっちが上手いのか(勝ったのか)わからん。」
- 形なんて比べられないですよね。
- 「かっこいいけど、見ていておもしろくないわ。」
- たしかに勝ち負けがハッキリわからないです。
面白かったのが、「空手は演技する前になんで大声でさけぶ?しかも何ゆうてるかわからんし。器械体操は演技する前に「○○回転○○捻り○○降り~~~」って大きな声で叫んでからせーへんで。」でした。事前に演武演技する技は申告済のはずです。空手競技で演武前に大声で叫ぶことは滑稽に見える(違和感)のでしょう。形の名前を言われても見ている一般の人にとっては確かに「?」でしょうね。
選手は大声で叫ばないと勝てないから大声で叫んでいる(ガォー)。それは競技世界の選手と審判の常識。でも、一般の人から見ると???滑稽??に見えてしまう。
一般の方が目にする「空手」は空手競技と呼ばれているものを指しているようです。「空手とは何だと思いますか?」と質問したら「勝敗が分かり難くく見ていて面白くないスポーツ」となるんでしょうか・・・・。
念願のオリンピック種目になったのに、「空手競技」についてアナウンスが十分でなかったのか?本当に残念×10・・・・0
極々狭い大阪の書道教室でのお話ですが、「空手」はこんな感じで認識されているようでした。しらんけど!
2021/08/11にアップされた動画を貼り付けました。さすがに売れている芸人さんの感覚が鋭いですね。直ぐにおばさまたちの疑問を動画にしていました。
琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場