沖縄小林流空手・琉球古武道 押忍・OSSなに?
ちゃんと話しましょう!
おかげさまで、本田道場のホームページには日々多数のアクセスをいただいております。中でも特に検索上位に表示されるのが、『押忍どんな意味?』というブログ記事です。『押忍』という言葉に関心(疑問)を持つ方が多いのでしょう。この言葉は空手愛好家の挨拶として広く知られていますが、その起源については諸説あり、ブログ記事でも紹介しています。
確かなことは、沖縄の空手愛好家は『押忍』という言葉を使っていないということです。本土で生まれた言葉じゃないかと推察されます。当たり前ですが沖縄では、挨拶は『こんにちは』や『おはようございます』を用います。沖縄の道場内でも受け答えは同様に、丁寧な言葉遣いです。
先生や先輩からの問いかけに『押忍』の返答では、問いかけた側は意図が正確に伝わったか判断できません。『はい、分かりました。ご指導ありがとうございました』『いいえ、良くわかりません。もう一度お願いします。』と答えるのが当たり前じゃないでしょうか。
本田道場を訪れた他流派出身の会員や大学クラブの後輩たちが、たまに『押忍』と返答することがあります。その際には、明確な言葉で意思疎通を図るよう伝えています。
どのような問いかけに対しても『押忍』という返答だけでは、理解しているのか否かが判断できません。上位者に対して一切口答えをしないという姿勢なのかもしれませんが、逆に封建的な絶対服従の上下関係を想起さます。一切口答えや異論を挟まないことと、師の教えを忠実に守ることは、根本的に異なると考えています。
また、単純に古希を越えて入会された会員が私の問いかけに「押忍」としか返答しないって異様でしかありません。
『押忍』という言葉を使う人々を否定する意図は全くなく、本田道場では、会員を含めた相互の意思疎通において、相手への敬意を払い、分かりやすく伝えることを重視しています。
甲南大学体育会空手道部 OB・OG練習会
琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場
Ryukyu Karate Kobudo Honda Dojo