琉球古武道(術)・空手 試行錯誤 その5

道具の使い方「斧による薪割り」「ハンマーによる杭打ち」

薪割りのコマ送り画像
体重移動と右手で斧をコントロールしています。
遠心力(加速)が付いたら右手を左手に添えています。そして、斧の回転軌道を自重を落とすことで下方へ伝えています。

「大ハンマー 振り方 使い方」で検索するとかなりの動画がヒットします。

道具の材質形状(6尺棒と斧・ハンマーの違いは)

違いは「6尺棒の先端が重くない」「力を伝える目標物の位置が異なる」です。斧・ハンマーは先端が重く、その重さを利用した落下の力を無駄なく腰の高さににある目標物(「薪」「杭」)の一点に集中させています。棒は対自する相手の首の付け根を目標にします。そして斧・ハンマーよりも長い為真上けら真下へ垂直に振り落とすことができません。

しかし、右手と左手の役割は同じで目標に斧・ハンマーの先端を当てる方法の多くは共通しています。

6尺棒の振り方で斧やハンマーを振る事はできるのか?と考えると斧やハンマーの振り方ではNGとなる事が6尺棒ではOKの場合もあります。

その他の道具

よく似た武具に長刀(なぎなた)があります。先端に刃物がついているので使い方に違いはありますが、長刀(なぎなた)の持ち替え方法は非常に参考になります。

ここからが試行錯誤(楽しい時間です)

先端が重くない6尺棒の特性を利用してどのように扱えば上手く力が伝わるのか?破壊力が増すのか?斧・ハンマーと同じように目標物を破壊できるのか!

ここから理屈を考え、結果の可視化を図りながら試行錯誤することになります。何も考えずに回数をこなして「いい汗かいた!!」も稽古の目的(フィットネス)の一つですが、理屈を考えて効率のイイ道具の使い方(力まない)を考えるもの楽しい事です。

琉球空手・琉球古武道信武舘 本田道場